総本殿三十三間堂
総本殿について
美麗かつ荘厳な建物を設計された建築家・宮部光幸先生(札幌市音楽堂キタラ設計者)が設計に要した時間は約三年。永代管理の寺院にふさわしい美しく堅牢な建物を創造するために、自ら全国百余の寺院を拝観考査するなど、総本殿に賭ける情熱が見事結晶した造りになっています。
二十一世紀最初の
宗教的美術建築「総本殿」。
弘照院「総本殿」は千年二千年と遥かなる時間を超えて、御仏の供養をする永代管理のばらと霊園が建立した、二十一世紀最初の宗教的美術建築です。耐用年数二百年の総本殿は、北海道の厳しい風土の中で唯一朽ちることなく、悠久の歴史を刻む宗教的建造物であり、比類のない新しい建築作品としての風格をたたえて、石狩のこの地に誕生しました。
本殿内陣
約千人規模の葬儀や
法要が可能な本殿御堂
大日如来像、薬師如来像、釈迦像の御本尊三佛を安置。三佛とも中国の山奥深くから切り出した、千年の時を経ても薫り立つ希少な「香木」の謹製一刀彫りです。生の読経が響き渡る音響効果と、葬儀・法要の進行に伴って変化する照明効果により、御仏を敬う厳かな行事を滞りなく執り行います。
法要之間(ほうようのま)・
展皇之間(てんおうのま)
法要を執り行う「法要之間」、そしてかつて時の天皇が御言を侍従に書き取らせた室に由来する「展皇之間」は、
日本建築の粋を極めた造り。柱、梁、桟などには、推定五千年から一億年もの間、海底地中に生きたまま埋もれていた神代木を使いました。
石狩湾の海底、約八キロメートルの砂礫層に埋もれていた神代木との運命的な出会い。沈黙を守りながら、想像を超越する時代を生き続けてきた石狩の神代木が、
この石狩の総本殿に納まることは、まさに永劫回帰の運命を感じないわけにはいきません。
- 法要之間
- 展皇之間